REBORN
大阪・関西万博に地元大阪が出展参加するにあたってのテーマはREBORNです。
このテーマには“「人」は生まれ変われる”、“新たな一歩を踏み出す”という意味を込めています。
私たちの誰もがこの世に生まれ、人生を歩む中で、日々様々な出会いや発見をくり返しながら「人」として成長し、年齢を重ねていきます。
万博を機にすべての「人」が自分らしい生き方をあらためて見つめ直すことで、自分自身の価値観や生き甲斐の発見・再認識、自己実現への意欲・意識の変革を促し、新たな自分への「生まれ変わり」に貢献する取組を展開できればというものです。
人は自分が頼りにされている、何かの役に立っている、と感じると、やり甲斐を感じるのではないでしょうか。
家族の一員として、地域の一員として、国民として、地球市民として、今自分に何ができるかを再認識し、勇気をもって行動につなげていくことができれば、やり甲斐を実感し、それが活動の新たな原動力となって、世界中のあらゆる世代の「人」にとって素晴らしい世界が実現していくのではないでしょうか。
一人ひとりの意欲・意識の変革が具体的な行動変容へとつながり、互いに良好な関係を保ち、自分の居場所や役割を持つことができる社会創りに貢献し、「いのち輝く未来社会」に新たな一歩を踏み出すきっかけになればというものです。
出展概要大阪は海と川に恵まれた地形を活かし、全国から集まる木材によって発展してきた都市です。様々な個性が集まり、影響し合いながら成長してきたその姿は、自然や生命のつながりにも通じます。
本パビリオンは大阪の新たな成長(REBORN)を象徴し、多様な屋根を「膜」と「水」で構成。外壁やアトリウムには大阪府内産の木を使用し、膜屋根には循環する水を流すことで、環境と共生する空間を創出しました。すべての来館者が同じルートを体験できる人に優しい建築としています。
建築概要大阪ヘルスケアパビリオンでは、世界中から訪れるすべての来館者が、国・地域、文化、人種、性別、世代、障がいの有無に関わらず、楽しみ、快適に過ごせるパビリオンの実現をめざしています。
ユニバーサルデザインの取り組み大阪ヘルスケアパビリオンのアテンダントユニフォームは、大阪市に本社を構える株式会社髙島屋が手掛け、テーマ「REBORN」に基づき、小出真人氏がデザインを担当しました。ロゴのタマゴや大阪の水を象徴する曲線的なフォルム、自然と調和するグラデーションカラーを採用し、自由な組み合わせで寒暖差にも対応可能。
また、リサイクルを前提としたサーキュラーデザインを採用しています。会期終了後は再資源化され、新たな形へと生まれ変わります。